月経異常の検査・治療が受けられる文京区の婦人科

月経異常

月経異常とは

月経異常

毎月訪れる女性のお悩み。少し異変を感じたとしても、個人差が大きく、「病気ではないから」と我慢してしまう方も多くいらっしゃると思います。しかし、月経痛や月経不順などは、ひょっとしたら子宮や卵巣疾患のサインの可能性もあります。また、そうでなかったとしても、お薬などで症状を改善することもできます。ひとりで悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。

月経痛がひどい方へ

月経痛がひどく毎月寝込んでしまう、腰がだるいなど、日常生活に支障をきたすような場合は、早めにご相談ください。子宮内膜症・子宮筋腫などの病気のサインである可能性もありますので、一度検査をさせていただき、症状に応じた治療を行います。

子宮内膜症についてはこちら

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月経痛の治療法

鎮痛剤

痛みを抑える鎮痛剤を処方いたします。

ホルモン療法

低用量ピルによって月経痛が軽くなります。月経中の子宮内膜の中にはプロスタグランジンという物質が含まれており、この物質が子宮収縮を促すと同時に痛みも引き起こします。 ピルに含まれているホルモンはプロスタグランジンの増殖を抑える効果があり、出血や痛みが緩和されます。

漢方薬療法

漢方薬療法は、不定愁訴が多い女性疾患には非常に有効な治療法です。それは、漢方薬が症状の緩和ではなく体質の改善を目的として処方されることが多いからです。月経痛の原因には個人差がありますので、まずはお話をお伺いして、症状によって適した漢方薬を処方いたします。ピルに比べて副作用が出にくいので、お勧めです。

月経不順の方へ

月経がなかなか来ない、2~3ヶ月に1回しか来ない、逆に月に2回来るなど、周期に乱れがある方は一度ご相談ください。

月経が来ない場合

第一に考えられるのが、妊娠の可能性です。心当たりがある方は、妊娠検査薬を使用してみると良いでしょう。ドラッグストアで市販されているものでも、99%正確な診断が可能です。もちろん、検査薬で陽性が出た場合は、婦人科を受診しましょう。当院では妊婦健診を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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妊娠に心当たりがない、または検査薬で陰性反応が出た場合は、しばらく様子を見ましょう。前回の月経から2ヶ月以上経っても来ない場合は、必ずご相談ください。ストレスなどによる遅れである場合がほとんどですが、病気の可能性もあります。放置することで不妊の原因となる病気もありますので、基礎体温計で基礎体温を測定して早めに検査を受けることが重要です。

月経周期が短い、または長い

正常な月経周期は、25日以上38日以内です。一般的には28日前後と言われていますが、この範囲内であれば特に問題はありません。

これよりも短い、もしくは長い場合は、排卵がスムーズにいっていない可能性があります。実は排卵がきちんと起こっていなかったのに出血(月経)があったということも考えられます。

月経周期の異常が見られた場合、まずは排卵がきちんと起こっているかを確認します。その上で、症状に応じた治療を行います。

月経不順の治療法

妊娠のケースを除いて、まずは基礎体温を測ることで排卵が定期的にきているかを確認します。もし排卵がきていない場合は、排卵誘発剤などを使います。妊娠希望がない方に対しては、ホルモン療法を行うこともあります。また、月経不順はストレスが原因で起こることが多いので、お話をお伺いすることも1つの治療法です。

月経量が多い、あるいは少ない方へ

月経量の目安は個人差がありますし、正確に計れるものではありませんので、判断が難しいところではあります。目安として、「1時間に1回以上のペースでナプキンを交換しないと漏れてしまう」場合は、出血量が多い「過多月経」に該当する可能性があります。また、一般に出血量が多いとされる月経2日目なのに、ナプキンに経血が付着する程度、あるいは出血がほとんどない場合は、出血量が少ない「過少月経」に該当する可能性があります。

過多月経の場合

子宮筋腫・子宮内膜増殖症などの可能性があります。病気ではない場合もありますが、その場合でも貧血症状には注意しなければいけません。過多月経の方は、貧血症状を訴える方が非常に多いです。病気のあるなしに関わらず、貧血症状を改善するためのアドバイスもさせていただきます。

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子宮内膜増殖症についてはこちら

治療法としては、まず貧血症状に対しての治療を行い、その後、ピルなどのホルモン療法や、漢方薬療法でホルモンバランスを整え、体質の改善を目指します。

それでも出血量が収まらない場合は、子宮内避妊システム「ミレーナ」を使用します。避妊システムとありますが、月経量や月経痛の緩和にも効果があります。但しこれは、出産経験のある方にのみお勧めしています。

過少月経の場合

一般的には月経2日目が出血量が多いとされていますので、3日目以降に出血量が減っていくようであれば特に問題はありません。2日目なのにナプキンを交換する必要がほとんどない、あるいは月経が2日で終わってしまうなどの症状が見られる場合は、過少月経の可能性が高いです。子宮に異常がある場合や、ホルモンバランスが乱れているなどの原因が考えられますので、しっかりと検査をした上で、症状に合わせた治療を行います。

今回だけ少ない、という場合は、妊娠の可能性がありますので、まず基礎体温を測り、排卵がきちんときているかを確認します。妊娠でなく排卵がきていない場合は、排卵誘発剤を使用します。過少月経は必ずしも病気であるわけではなく、排卵が周期的にきていれば問題ないことも多いです。まずは、基礎体温を毎日つけて、ご自身の体調を管理することから始めていきます。

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